最近、著名なドイツ系のソプラノ歌手と指揮者の先生の研修会に参加する機会がありました。

その時はドイツリートを歌わせていただいたのですが、子音捌きの指導が画期的(というより芸術的)で心に響きました。

ドイツの音大に留学すると、私などの外国人留学生は子音捌きについて日々訓練をし、何百曲ものドイツリートを勉強しながら活用法を身体に染み込ませていくのですが、

研修会では作曲家、フレーズ、ましてや調性によって子音の捌き方を仕分けし、たまに例外的に扱うことでより魅力的な演奏になる方法を丁寧に教わりました。

ワーグナー作品の子音の入れ方については、例えば「F or Wが3回続く場合」、「Tが3回続く場合」、「schlが2回続く場合」などドイツでは文献になる程の規則性があるそうです。

偉大なワーグナーの作品を演奏するにはまだまだ勉強不足ではありますが(※現在も猛勉強中です)、

下記の録音ではワーグナー独特の子音捌きをかなり意識してみました。

Sieglindes Szene aus der 『Walküre』von R.Wagner 「Du  bist der Lenz」 / Hanako Takahashi

先程のレッスンの話に戻ると、その結果、曲ごとに解釈を深めていく上で【ドイツ語子音捌きの応用編】の扉を開くことができました。

時代や作曲家によって扱いが異なることも踏まえ、「より魅力的(エレガント)にドイツ作品の演奏をすること」が目標の一つとなりました!(道のりは果てしなく長そうではありますが、、、⭐︎)

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