3月末の主催公演が無事に終わってから、嬉しいことに息つく暇もなく、2つのコンサートに出演しました。大切な本番の機会を与えていただき、芸術家として色濃く感化され続けてきたこの2ヶ月間の備忘録として、感想を下記に記載したいと思います。

◾️まずは4月30日の「東京オペラNEXT旗揚げ公演」です。

ドイツ系指揮者の村上寿昭さんと日本を代表するプリマドンナのソプラノ天羽明恵さんを中心に勉強会が開催されており、昨年から私も参加させていただいています。

その勉強会で得られるものは非常に大きいです。

音大や研修所を卒業してからの方が道のりが長いが故に、声楽家として彷徨ってしまうことは誰しも経験があると思いますが、そんな時に手を差し伸べてくださる村上さん、天羽さん、勉強会のメンバー達(オペラ歌手、コレペティ、指揮者まで!)への感謝の気持ちはもはや格別なものがあります。

音楽団体(しかもこのように大きな団体)を立ち上げることは時に困難なこともあったかと思いますが、その人間性を筆頭に、業界の要となる方々から素晴らしいご家族のサポートに至るまでを目の当たりにし、旗揚げ公演を成功に導いたお姿に感銘を受けました。公演自体はオペラガラコンサートでしたが、今後はオーケストラ公演なども含め定期的にコンサートが催されます。

ぜひ度々チェックしていただき、継続的な温かいサポートを頂きますようお願い申し上げます。

◾️2つ目の本番は5月11日の「どんちゃんのおもてなしvol.8」です。

こちらのコンサートシリーズの趣旨は「楽しいトークを交えてオペラを非常に分かりやすく解説する、お客様参加型の本格的なオペラガラコンサート」だと言えます。

オペラって難しい?どんな風に拍手や声援を送るの?プログラム進行中に眠たくならないかな?聴いているだけだと途中で飽きて来ないだろうか?

頻繁に頂く此れらのご質問を全て解決してしまうのが、代表であるテノールのパク・ドンイルさんのお力です。

結果、会場にお越しくださった多くのお客様達から最初から最後まで楽しめたと大評判でした!(最後の大抽選会はもはやこのコンサートシリーズのハイライトとも言えます♪)

今回、演奏されたプログラムは実際下記のようなものでした↓

ヴェルディ、プッチーニ、ワーグナーなど、、、オペラ好きにはある程度知られた曲目です。

只、そうでない方にとっては(私も知らない曲がありましたが)難解さが伴います。しかしながらパク・ドンイルさんの神がかったトーク力と、演出家でもある彼のイルミネーションを使った演出を伴うと、驚くほどオペラの粗筋や登場人物の感情が見えてきて、聴いているだけで引き込まれるのです。

そこにベテラン共演者達、ドンイルさんの素晴らしい美声、ピアノの栁橋先生の完璧なオーケストラ伴奏が加わればやはり感動にも拍車がかかり、お客様が途中で眠くなってしまうのではという不安は杞憂に過ぎませんでした!

主催のお二人やスタッフの方々のお人柄が稽古中や当日の進行にも至るところに滲み出ていて、終わってしまえばその空間を離れるのが本当に名残惜しく、本番後は寂しい気持ちが続きました😢

日本に本場イタリアの空気を持ち帰ってくださったお二人とのご縁に感謝しながら、これからもオペラ・ドマーニでイタリアオペラを学んで行きたいです!11月にVol.9も開催されるようですので、ぜひチェックしていただけたらと思います。

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