とあるご縁をいただき、良席にて大注目の公演を観ることができました。
特筆すべきは、前評判以上にクリスティーン・ガーキーや妹役のシネイド・キャンベル=ウォレス達が放った歌手としての、俳優としてのオーラと、オケを突き抜ける圧巻の声で会場を魅了してくれたことでした。
演奏会用ドレス一着のみで、ここまでの表現ができることに開いた口が塞がりません!
私はエレクトラのように不協和音が山盛りのオペラが大好きですが(ドイツで専門的に取り組んだこともあり)、
普段はこの手の作品は演奏する方も聴く方も努力を要することが多い中、
今回は指揮のジョナサン・ノットと東響が、まるでイタリアオペラのような調和した美しさで終始演奏してくれたことに感激しました。
胸が熱くなる演奏の後は会場中がスタンディングオベーションの嵐になったことも含め、自分の脳裏に焼き付く公演でした。
そして忘れてはならないのが、日本人キャストの皆様が日本を代表する方々ばかりたったことです。
全てに於いて大変贅沢な一夜となりました!!