ドイツリートは少しお固くて(ドイツ語の子音のせい?)とっつきにくいイメージを覆すような、コラムを書いていきたいと思います✨(その⑤までは続くよう頑張ります💪)

皆さんはシューベルト作曲の「鱒」をご存知でしょうか?

シューベルト(作詞はシュールト!)の中でもとびきり有名な有節歌曲です。

歌詞は、意地悪な釣り人が罠をしかけて鱒を釣ってしまうという内容ですが、実は「悪い男には可愛いお嬢さん方、気をつけなさい!💃」というような深い意味まで含まれているのです😳

また、シューベルトの歌曲の伴奏にはその歌詞の内容が巧みに表されているのが特徴ですが、鱒がキラキラした小川を生き生きと泳ぐ姿や表情が目に見えるようにピアノで描かれているところはさすがです✨🐟✨

このようなドイツリートは実は数多く存在します、、、!メロディも同様に、まるでキャンパスに絵を描くように、自分で表現に色をつけることができるのがドイツリートを歌う醍醐味かもしれません🎵

最後に演奏動画をお届けします。篠宮久徳さんの素晴らしいピアノに合わせて身体で表現することを試みました!どうぞお楽しみください😊

Die Forelle
In einem Bächlein helle 
Da schoß in froher Eil
Die launische Forelle
Vorüber wie ein Pfeil.
Ich stand an dem Gestade
Und sah in süßer Ruh
Des muntern Fischleins Bade
Im klaren Bächlein zu.

Ein Fischer mit der Rute
Wohl an dem Ufer stand,
Und sah's mit kaltem Blute,
Wie sich das Fischlein wand.
So lang dem Wasser Helle,
So dacht ich, nicht gebricht,
So fängt er die Forelle
Mit seiner Angel nicht.

Doch endlich ward dem Diebe
Die Zeit zu lang. Er macht
Das Bächlein tückisch trübe,
Und eh ich es gedacht,
So zuckte seine Rute,
Das Fischlein zappelt dran,
Und ich mit regem Blute
Sah die Betrog'ne an.
(※歌詞対訳はwikipediaより引用)

明るく澄んだ川で
元気よく身を翻しながら
気まぐれな鱒が
矢のように泳いでいた。
私は岸辺に立って
澄みきった川の中で
鱒が活発に泳ぐのを
よい気分で見ていた。

釣竿を手にした一人の釣り人が
岸辺に立って
魚の動き回る様子を
冷たく見ていた。
私は思った
川の水が澄みきっている限り、
釣り人の釣り針に
鱒がかかることはないだろう。

ところがその釣り人はとうとう
しびれを切らして卑怯にも
川をかきまわして濁らせた
私が考える暇もなく、
竿が引き込まれ
その先には鱒が暴れていた
そして私は腹を立てながら
罠にはまった鱒を見つめていた。

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