オペラの中の役をオファーいただいた際、お受けする前に必ず開いてしまう本があります。
↑「Handbuch der Oper by Rudolf Kloiber (1973年刊行、ルドルフ・クロイバー著「オペラの手引き書」)」
こちらはミュンヘン音楽大学の師匠から、留学してすぐに勧められた本なので彼此15年以上愛読しています。
ドイツでは音大に通う学生から劇場の専属歌手まで、ほぼ全員が手に取っている本です。
この本には古典から現代まで325本のオペラについて、オペラの内容にとどまらず各役に相応しい声種(例えばメゾ・ソプラノの中でも更に声種が分かれているところまで!)が事細かに記されており、
後編には声種ごとに歌うべき役の一覧表まで載っています。
声楽の研究を続けて自分の声について何となく理解してきた際に、初めて役に立つ本だとは思いますが、
個人的には生徒さんの曲選びの際にも、実はこれを参考にしたりしております、、、!
この本の日本版はないのかなと常に探していますが、なかなか出会えないでおります💦
もしご存知の方がいらっしゃれば、教えていただけたら嬉しいです♪